結婚式プロフィールムービーのトレンド情報

結婚式プロフィールビデオを自作するコツ まとめ

結婚式プロフィールビデオを自作するコツ まとめ

このページでは、結婚式のプロフィールムービー(生い立ちムービー)を「自作」しようと考えているカップルに「結婚式プロフィールビデオを自作するコツ まとめ」として、プロフィールビデオを自作する上でのお役立ち情報をご紹介します。

 

最後まで読んで頂ければ、初めてプロフィールムービーを自作する人でも、モヤモヤした不安や課題が解決できると思います。

 

ちなみに前回ご紹介しました、「結婚式プロフィールムービーの作り方まとめ」では、

1)結婚式プロフィールムービーの作り方-1「入門編」
2)結婚式プロフィールムービーの作り方-2「下準備編」
3)結婚式プロフィールムービーの作り方-3「実例サンプル集」

の3項目をご紹介しました。

 

これらは、結婚式のプロフィールムービー(生い立ちムービー)を「自作」するにしても制作会社に「依頼」するにしても必要な「下準備」を中心に、押さえておくべき大切なポイントをまとめておりますので合わせてご覧下さいませ。

 


編集ソフトの用意

結婚式のプロフィールムービーを自作する際には、必ずいくつか用意しておかなければならないものがあります。ここではプロフィールムービー作りに必要なアイテムを紹介します。

 

プロフィールムービーを自作するのに必要なもの

結婚披露宴で上映するプロフィールムービーを自作するのに必要なものは以下となります。
1)パソコン
2)動画編集ソフト
3)BGMのデータ
4)写真のデータ
5)意気込み
6)制作する時間

 

 

1)パソコン。

まず、パソコンがないと動画編集は出来ません。しかも可能ならば、性能の高いパソコンが望ましいです。映像編集のはかどり具合は、パソコンの性能に大きく左右されると言っても過言ではありません。例えば、Core2Duo、Core2Quadなどの高性能なCPU、さらにはメモリも16Gや32Gなど多くすることで編集をよりスムーズに行うことが可能となります。性能が低い古いタイプのパソコンでは、現在の動画編集ソフトウェアに必要なシステム要件を満たさず、正常に動作しない可能性もありますので、あらかじめ動作環境などを確認することをおすすめします。

 

 

2)動画編集ソフト。

動画の編集ソフトがなければプロフィールムービーの自作はできません。もちろん有料のしっかりとしたソフトが望ましいですが、無料ソフトでもそれなりものは作る事ができます。おすすめの動画編集ソフトは3つほど紹介しますが、そちらは後ほど詳しく後述します。

 

 

3)BGMのデータ。
プロフィールムービーの制作にはBGMのデータが必要です。詳しくは後述しますが、プロフィールムービーを構成する重要な素材は「BGM」、「写真」、「テロップ(字幕コメント)」となります。これがプロフィールムービーの善し悪しを左右する3大要素となります。ちなみに、BGMはデータ化しない限り編集ソフトに取り込み、編集作業をする事はできません。
※詳しくは、結婚式プロフィールムービーの作り方「入門編」のまとめ「BGMを決める」で紹介していますので、是非ご覧下さい。

 

 

4)写真のデータ。
BGMデータと同様に写真データも必要です。写真のデータもプロフィールムービーを作る上では「BGM」「テロップ(字幕コメント)」と同じくらいに重要な素材となります。写真に関してもBGM同様に、データ化しない限り、編集ソフトに取り込んで編集作業をする事はできません。
※プロフィールムービーに使用する写真の選び方は、結婚式プロフィールムービーの作り方「入門編」のまとめ「写真を選ぶコツ」で紹介していますので、是非ご覧下さい。

 

 

5)意気込み。

結婚式のプロフィールムービー作りが上手くいかなくても、途中で投げ出さない気持ちと覚悟。特に動画編集が初めての人にとって、プロフィールムービーやエンドロール制作は根気のいる作業となります。強い意気込みを持って望むことをおすすめします。

 

 

6)制作する時間。

動画編集が初めての方はプロフィールムービーの制作に費やす時間を、たっぷり目に確保することをおすすめします。初めてのことをするときは準備などにとても時間がかかるものですし、簡易的な編集ソフトを使うにしても機械操作が苦手な人は多いものです。ですから「ムービー制作するのには時間がかかる」と思っておいた方が良いでしょう。具体的には、プロフィールムービーの編集にとりかかってから完成までに2ヶ月くらいの制作期間は確保することをおすすめします。これくらいあれば安全、安心です。

 

プロフィールムービーを自作する上でのマストアイテムは以上の6つとなります。基本的にこれら6つが揃わないと結婚式のプロフィールムービー制作は進まない、と考えてください。

 


プロフィールムービーを自作する際のスケジュール

結婚式のプロフィールムービー作りは、すぐにできるものではありません。そして結婚準備で多忙なカップルは結婚式が近づくにつれて日々バタバタと忙しくなっていくものです。

ですから、結婚式のプロフィールビデオを自作する方(特に動画編集が初めての方)は、写真やBGMのデータなど全ての素材が揃ってからの編集作業に2ヶ月くらいかかるものと見ておきましょう。初めて動画編集をするとなると技術的にも構成的にも上手くいかないケースが多々あります。途中までは出来たのに時間切れ…とならないように、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。以下のスケジュールくらい余裕あるスケジュールを立てることをおすすめします。

 

1)テーマや全体構成、使用するBGM、映像の長さを決める(挙式4ヶ月前)
2)使う写真を選別し、テロップ原稿を決める(挙式3ヶ月前)
3)動画制作ソフトを使って自分で編集する(挙式3~1ヶ月前)
4)修正や微調整などをしてDVDに焼く(挙式1ヶ月前)

 

 

動画編集ソフトを選ぶ

動画編集ソフトを使ったことがある人ならば、使いやすく使ったことのある動画編集ソフトでプロフィールムービーを自作するのがベストだと思います。
しかし、「動画編集なんて初めてだ!」…という人もたくさんいると思いますので、ここでは、おすすめの編集ソフトを3つ、そして自作する際に役立つサイトをご紹介しておきます。

 

1.「ムービーメーカー」(Windows編)

Macのパソコンをお持ちの方におすすめなのが、「iMovie」です。これはMacのパソコンを買うとデフォルトで既にパソコンに入っています。無料で使い方がシンプルなので、多くのカップルがプロフィールビデオを自作するのに使用しているソフトです。こちらはテンプレートも多いので、イメージに合うテンプレートがあれば、取っ掛かりやすいと思います。おすすめです。

 

iMovie

「iMovie」の詳細を知りたい方はこちらを参照ください。
「iMovie」の使い方を知りたい方はこちらを参照ください。

 

2.無料編集ソフト「ムービーメーカー」(Windows編)

Windowsのパソコンをお持ちの方におすすめなのが、Windowsの「ムービーメーカー」です。これはWindowsのパソコンを買うとデフォルトで既にパソコンに入っています。こちらも無料で使い方が簡単なので、多くの方がプロフィールビデオの自作に使用しています。スライドショー程度のものならば簡単に作成する機能がついているので、シンプルなものであれば数日で完成させることができます。しかし無料ということもあって編集の自由度は低い面もあり、2枚以上の写真を同時に使ったり、テンプレートで簡単編集みたいなことは機能的にできません。

 

ムービーメーカー

「ムービーメーカー」の詳細を知りたい方はこちらを参照ください。
「ムービーメーカー」の使い方を知りたい方はこちらを参照ください。

 

 

3.有料編集ソフト「Adobe Premiere Elements」

「Adobe Premiere Elements(アドビ・プレミア・エレメンツ)」。こちらは有料になりますが、MacでもWindowsでもどちらでもインストールできる優秀な簡易編集ソフトです。Adobe社は、PDF形式やイラストレーターやフォトショップなど皆さんもよくご存知のシステムを作る会社です。「Adobe Premiere Elements」は「Adobe Premiere」というプロ仕様の映像編集ソフトの簡易版で、値段も10,000円程度でとてもリーズナブルです。しかも30日まで利用可能な体験版インストールもありますので、30日以内に全て作れそうな方にはピッタリかも知れません。
基本的な動画編集に必要な機能はほぼ備わっており、写真やテロップに細かい動きをつけたり、比較的自由度の高いアレンジを行うことが可能です。せっかく買うんだから、その後も気軽に動画編集を楽しみたいという方におすすめです。

 

Premiere Elements

「Adobe Premiere Elements」の詳細を知りたい方はこちらを参照ください。
「Adobe Premiere Elements」の使い方を知りたい方はこちらを参照ください。

 

ここでは、結婚式ビデオを自作するためにおすすめの動画編集ソフト(無料ソフト2つ、有料ソフト1つ)をご紹介しましたが、もっと詳細に知りたい方は以下のサイトをご覧下さい。分かりやすくまとめてあり、おすすめです。
プロフィールビデオを自作するのにおすすめのソフト紹介(NONNOFILM)

 

 

■プロフィールビデオを自作する際に役立つサイト

結婚式ビデオを自作しようと決め、意気込んでいるカップルにおすすめのサイトがあります。「NONNOFILM」というウェブサイトで、プロフィールビデオの自作素材はもちろん、使いやすい動画編集ソフト紹介や簡単な使い方、またテンプレートもダウンロードできるなど、そのサービス内容はとても豊富。プロフィールビデオを自作しようと考えているカップルにはとても心強いサイトだと思います。是非くまなくご覧いただき、納得の結婚式ビデオを作ってみてください。
「プロフィールビデオ自作素材のNONNOFILM」

 


編集前に知っておくべき注意点

プロフィールビデオを自作する前に知っておくべき注意点

ここではプロフィールムービーの動画編集に入る前に、知っておくべき大切なことをご紹介します。あとで知って焦ったりトラブルにならないために、是非ご覧下さい。

 

映像制作する上で「画面の比率」は2種類ある

プロフィールムービーを作る際にまず知っておくべきことは、映像の画角(画面の比率)は2種類あるということです。「16:9」だとか「4:3」だとか、そのような言葉を一度は聞いたことあるのではないでしょうか。これを「画面のアスペクト比」といい、要するにテレビ(もしくはホテル・会場のプロジェクター)の画面の縦・横の比率のことです。

 

16:9の画角

我々が毎日見ている横長のテレビ、あれは16:9の画面です。「地デジサイズ」とも言われるものです。このサイズで作っておけば高画質・高音質のBlu-ray Diskに焼き付けて複製することも可能となります。

 

4:3の画角

一昔前のアナログテレビ。あれは4:3の画面比率です。「アナログサイズ」とも言われるものです。こちらの4:3で制作したものは古い規格のDVDにしか複製できませんので、Blu-ray Diskでの複製を考えている人は避けておいた方が良いでしょう。

以下のような画像で比較すると分かりやすいかと思いますが、4:3と16:9は画面比率も情報量もこれだけ違います。

 

「画面の比率」は2種類ある

ムービー編集に入る前にホテル・式場に最適な画面サイズを確認する

これはとても重要なポイントです。ウェディングムービーの制作に入る前には、必ず挙式披露宴をあげるホテルや式場の担当者に、当日のムービーを上映するスクリーンは4:3と16:9のどちらの画面比率が適しているのか確認しましょう。

横長のスクリーンならば「地デジサイズ」の16:9比率の方がスクリーンを大きく使えて適しています。一方、昔ながらの正方形に近い形のスクリーンならば「アナログサイズ」の4:3比率が適していると思います。また多くの式場やホテルでは、画面の比率やサイズに関して式場で決まった規定があるものです。それに準じてプロフィールムービーを自作するのがおすすめです。

ちなみに、映像完成後にサイズを変更することは非常に大変な作業となります。映像を制作する時に画面サイズを間違えてしまうと、完成した映像を一から作り直すことになってしまいます。これらを知らずにムービーを自作してDVDに書き出せないだとか、上映できないなど…実際によく聞く話です。
ですので、プロフィールムービーの編集に入る前に、ホテル・式場の担当者に最適な画面サイズを確認することをおすすめします。

 

画面のセーフティーゾーンを知っておく

プロフィールムービー編集に入る前に、是非知っておくべきこと。それは「画面のセーフティーゾーンを知っておく」ということです。これもなかなか大切です。
テレビやプロフィールムービーを映写するプロジェクターには、画面の上下左右を切り取って表示する「オーバースキャン」と呼ばれる方式を採用しているものが多いため、プロフィールムービーを自作する場合は、これを考慮して画面のレイアウトを行う必要が出てきます。

これは簡単に説明しますと「テレビやプロジェクターで映した際に、画面の端の部分が切れてしまうリスクがある」ということです。
そのリスクを回避するために編集ソフトの画面上にあるのが「セーフティーゾン」と言われる枠線です。以下の画像をご覧下さい。

 

セーフティーゾーン良い例

セーフティーゾーン悪い例

上の2つの画像にある二重の四角い枠。これがセーフティーゾーンです。外側の枠が90%(アクションセーフティ)、内側の枠が80%(タイトルセーフティ)。動画にしても写真にしてもコメントにしても、「良い例」の画像のように80%の枠内に全ておさまるようにデザインしておく事をおすすめします。

とくに画面の四隅10%程度はモニター画面やスクリーンに写らない可能性が多々あります。「悪い例」の画像のように、90%のセーフティーゾーンからコメントがはみ出していたり、写真の人物がはみ出していたり…など、このようにギリギリに配置するようなデザインはやめましょう。

ほとんどの編集ソフトには、画面上にこの「セーフティーゾン」を表示する機能がありますので、編集を進める際には必ず「セーフティーゾン」を表示させることをおすすめします。これもムービー編集をする上で、わりと重要なポイントです。

 

「結婚式プロフィールビデオのコメント」についての詳細記事は、「結婚式プロフィールビデオのコメント例・書き方 まとめ」でじっくりご紹介しています。

 

音楽の著作権について知っておく

ウェディングシーンにおける音楽・BGMの取り締りは年々厳しくなってきております。結婚式の自作映像にも楽曲の著作権処理が必要となりますので、使いたいと考えている楽曲がある場合は、まず挙式披露宴をあげるホテル・式場の担当者に相談してみましょう。
ウェディングシーンを取り巻くBGMの著作権に関しては説明が長くなりますので、詳しく知りたい方は「ウェディングビデオ制作における音楽・BGMの著作権について」の記事をご覧下さい。

 

 

完成したムービーをDVDに焼き付けると画質が荒れる

DVDに焼き付けると画質が荒れる

まだ先の話ですが、プロフィールムービーが完成して実際にDVDに焼き付けてみたところ、パソコン上で編集していたものと比べて、画質が荒れてしまう。このような相談もよく受けます。

しかし、これはDVDの規格上、仕方がない部分があります。ですから作ったムービーを最終的にDVDに焼くと画質が若干荒れる、と考えておく事が必要です。

すこし難しい話になってしまいますが、DVDは規格上、最大のビデオビットレートが9.8Mbpsと決められています。ビットレートとは「一秒間に対しておさめられる情報量」のこと。800万画素のデジカメとか、解像度600dpiのスキャナとか、とにかく値が高ければ基本的には高画質・高容量になるという風なイメージを持っていただいて結構です。1秒間にたくさんの映像情報を詰め込むことで、高画質化を図ることが出来ます。しかし、古い規格のDVDは最大ビデオビットレートが9.8Mbpsと制限があります。レンタルビデオ店で洋画のDVDを借りてみると、その画質のイメージがわいてくると思います。特に字幕スーパーは荒れている様が分かりやすく見えます。字幕の文字の淵がチリチリとぼけており鮮明とは言えないような画質に見えます。余談ですが最近主流のBlu-ray Disc ではビデオビットレートは54Mbps。DVDとは収められるデータの情報量に大きく差があります。ですからBlu-ray Discは格段に鮮明なのです。

このように、16:9のフルハイビジョンサイズで制作したものをBlu-ray Discに焼き付ければ、とてもキレイな画質のムービーとしてメディアに複製する事ができます。しかし、古い規格のDVDに圧縮して焼き付けると画質は荒れてしまう。これは仕方ない部分がありますので、あらかじめ分かっておく事がポイントかもしれません。

 

結婚式プロフィールビデオは29,800円~!
お申込み・お問合せ


[おすすめ関連ページ]
プロフィールビデオのサンプルも見よう!
プロフィールビデオのサンプルも見よう!
プロフィールビデオ×撮って出しエンドロールのセット注文は超お得!
大得キャンペーン!


 

写真の編集

写真を編集するコツ

ここからは実践的なプロフィールムービー制作に入っていきます。ここでは上記でご紹介した編集ソフト「iMoive」「ムービーメーカー」「Adobeプレミアエレメンツ」を中心に紹介していきたいと思いますので、以下のリンクの詳しい操作方法と合わせてご覧頂くのが良いかと思います。

 

「iMovie」の使い方
「ムービーメーカー」の使い方
「Adobe Premiere Elements」の使い方

 

まず動画編集をやりやすくしてしまうテクニック・流れとしては、以下のような流れが一般的です。

1)写真を編集する
2)BGMを編集する
3)テロップ(コメント)を編集する

 

プロフィールビデオの実践的な自作作業に入る前には、「写真選び」や「BGM選び」など、ある程度の下準備ができていないと作業は進まないものです。プロフィールムービー作りの下準備をする段階の方は、是非「結婚式プロフィールビデオの作り方『入門編』」もご覧下さい。

 

それでは、写真の編集作業からご紹介します。

 

 

写真をデータ化する

編集ソフトで写真を繋いでいき編集する際には、写真をデータ化する必要があります。デジカメやスマホで撮影した最近の写真ならば元々データですので問題はありません。しかし、幼い頃の写真をはじめアルバムに眠っている紙焼き写真は、スキャナーでスキャンしデータ化しなければなりません。

プロフィールビデオやエンドロールムービーに使用する写真データはそれほどハイクオリティーな画質は必要ありませんので300bpiの解像度前後で取り込めるスペックがあれば十分かと思います。ですので市販のスキャナーなら何でも大丈夫だと思います。最近ではスキャナーも安価ですので購入するのもいいのですが、今後使わなさそうなものにお金をかけたくない場合は街の写真店でスキャンしてくれるサービスがあります。そちらへお願いするとCDに焼いてくれますので、そういうところへお願いするのが賢明でしょう。またコンビニで一枚ずつスキャンするのでも良いですし、勤務する職場にある複合コピー機をこっそり使ってスキャンしても良いかもしれません。
そして、写真をデータ化したら、そのデータを使用する編集ソフトに取り込みましょう。

 

 

タイムラインに写真を並べてみる

編集ソフトに写真画像や動画データが取り込めたら、まずはタイムラインに写真を並べてみましょう。タイムラインというのは(編集ソフトを開いてみると分かりますが)、ビデオ編集などにおいて作品全体の流れを時系列で管理する機能・画面のことです。

 

このタイムラインに使いたい写真データを並べていきましょう。
プロフィールビデオの大まかな構成・流れとしては、以下のような3部構成が一般的です。

1)新郎の誕生から現在まで
2)新婦の誕生から現在まで
3)ふたりの出会いから結婚まで

 

写真1枚につき7、8秒程度の長さで、まずは紹介したいストーリー・順序にそって使いたい写真を並べていくのが良いでしょう。それぞれの写真の長さは、BGMの編集をしたあとで、少しずつ微調整していくのが良いと思います。

 

 

写真と写真の間にトランジションをつける

ひと通り写真を並べたら、好みでトランジション効果をつけてみるのもおすすめです。トランジションというのは、映像作品における画面を切り替える際のつなぎ目の処理のことです。写真と写真の間に何もトランジションをつけなければ、カットが変わればパッと写真が切り替わります。写真と写真の間にトランジション効果をつけることで、フェードで写真が切り替わる、スライド式に次の写真が横から(上から)出てくる、ページをめくるような写真の出方などなど、様々なトランジション効果をつけることができます。

 

しかし、あまりトランジション効果を多用しすぎると、見にくい映像になる場合が多々ありますので注意が必要です。初めて映像編集ソフトを使って、わりと簡単にトランジションやエフェクト効果をつけられると分かると、ついついそのような効果を連発したくなりがちです。しかし、これをやりすぎても見にくい映像になりますので、カット編集か、もしくはフェードイン・アウトくらいのトランジションをつける程度が結婚披露宴のゲストにとっても見やすい映像なのではないでしょうか。

 


BGMの編集

編集ソフトのタイムラインに使いたい写真を順番に並べてみたら、次はBGMの編集に進みます。
(なお、慣れている人にとっては写真よりもBGMを先に編集してしまった方がやりやすい人もいます。また使用する編集ソフトによっては写真よりもBGMを先に編集してしまった方がやりやすい人もいますので、好み・状況に合わせて進めてみてください)

 

楽曲・BGMの長さを編集し、調整する

 

BGMをデータ化する

編集ソフトでBGMを編集する際は、BGMも写真同様にデータ化する必要があります。BGMのデータ化には「iTunes」を使うのが最もシンプルで一般的です。もともと「iTunes store」などのオンラインでBGM楽曲を購入した場合、すでにそのBGMはデータ化されています。しかし、市販のCDなどからBGMを使いたい場合は、「iTunes」のインポート機能でCDの楽曲を変換しデータ化できます。インポート方法は以下をクリックして参照ください。
iTunesでCDから曲をインポートする方法はこちら

 

 

BGMデータを編集ソフトに取り込む

パソコンの中にBGMデータが入ったら、今度は使用する編集ソフトにBGMデータを取り込みましょう。MacでiMovieを使って編集している場合は、iMovieとiTunesは互換性がありますので、以下の参照記事のように編集ソフトiMovieからダイレクトに取り込む事が出来ます。
iMovieの使い方 BGM・オーディオの入れ方 Macで動画編集する方法(11)

 

「iTunesでインポートしてパソコンの中にBGMデータが入ったのは良いけれど、データ化したデータがどこのフォルダにあるのか分からない」。このようなお問合せが多いものです。ですので、説明しておきます。「iTunes」上で新たにインポートした楽曲をマークした状態で、[ファイル]>[Finderで表示]をクリックすると、画面上にそのBGMデータが格納されているフォルダが現れます。そのフォルダにインポートしたBGM楽曲が入っています。ですので、編集ソフトではそのフォルダに入っている特定のBGMデータを取り込みましょう。

楽曲・BGMの長さを編集し、調整する

編集ソフトにBGMデータが取り込めたら、そのBGMもタイムラインに配置しましょう。ここで先に並べてある写真の長さとバランスをとって、BGMを編集していきます。BGM(楽曲)を編集する上で大切な事は、おおまかで良いので映像の長さ(VTRの尺)をここで決め込んでしまうことです。前述の章でも紹介しましたが、プロフィールムービーを構成する重要な素材は、、、

「BGM」
「写真」
「テロップ(字幕コメント)」

大きく分けて、この3つとなります。

 

これがプロフィールムービーの善し悪しを左右する3大要素となります。中でもBGMは、プロフィールビデオ自体の世界観や雰囲気をリードする大きな演出要素となりますので、BGMのどこからどこまでを編集して使うかがとても重要になってきます。
※BGMを決めるコツやBGMの効果的な使い方を詳しく知りたい方は、「結婚式プロフィールムービーの作り方のまとめ『入門編』」の「BGMを決める」で紹介していますので、是非ご覧下さい。

 

例えば、「家族になろうよ」というBGMを使う際に、フルコーラスそのまま使うのか。それとも1コーラス目の後は(2コーラス目をカットして)最後のサビを繋ぐのか。などなど、人によって、場面に応じてBGMを変えていくのも効果的です。

 

ちなみに、プロフィールビデオを作る際に、多くのカップルは2曲から3曲ほど使っています。
以下は、結婚式プロフィールビデオ制作の際によくあるパターンです。

 

<BGMを3曲使う場合>
・新郎の誕生から現在まで…で1曲
・新婦の誕生から現在まで…で1曲
・ふたりの出会いから結婚まで…で1曲

※新郎紹介ブロック、新婦紹介ブロックでは、それぞれ1曲の1コーラスのみを使用。ふたりの馴れ初めブロックでは1曲の1コーラス&最後のサビを使用…というパターンが多いです。

 

<BGMを2曲使う場合>
・新郎の誕生から現在まで+新婦の誕生から現在まで…で1曲
・ふたりの出会いから結婚まで…で1曲

※新郎紹介ブロック+新婦紹介ブロックでは、1曲をフルに使用。ふたりの馴れ初めブロックでは1曲の1コーラス&最後のサビを使用…というパターンが多いです。

 

曲調の構成は、もちろん人それぞれですが、傾向としては、
「新郎の誕生から現在まで+新婦の誕生から現在まで」をアップテンポなBGMにして、「ふたりの出会いから結婚まで」はスローでしっとりとした感動的なBGMにするパターンが多いです。BGMの編集を進める際に、是非参考にしてみてください。


コメント(テロップ)編集

使う写真とBGMを編集し、ひとつのムービーとしてバランスがとれたら、編集の最後の仕上げ段階として「テロップ(コメント)編集」でコメントを入れていきましょう。

 

コメント編集で心がけておきたいことは、まず第一に「フォントは太めで見やすい書体を使い、文字に囲み(エッジ)をつけるのが見やすい」ということです。フォントは細めで文字も小さめの方がオシャレだと感じる人も多いですが、結婚披露宴という場ではお年寄りも多く、ほぼ全てのゲストがほろ酔いです。そして会場の暗さや広さ、スクリーンの大きさ等によっても見え方は変わります。ですので、ここでは会場にいる誰もがストレスなくコメントを認識できるくらいの見やすさを心がけてください。若干大きすぎでは?…と思うくらい大きく、太めにした方が後々後悔しません。

 

そして第二に、「各コメントがストーリーとしてつながるコメントを考える」ということです。多くのカップルがよく陥りがちなのが、写真に一言だけ簡単な説明を添えるだけのものです。
例えば、以下のようなパターンです。これでは感情移入しにくい傾向があります。
ですので、「いつ、どこで、誰と、どのように、何をして、どうだった」の情報は簡潔にまとめてみてください。

・赤ちゃんの頃の写真に、「2000年2月2日誕生」
⇒「山田家の次男として誕生 兄のおさがりばかり着て育ちました」
・兄弟と写っている写真に、「兄と(5歳の頃)」
⇒「幼い頃から365日 兄貴にくっついて遊び回ってました」
・七五三の時の家族写真に、「七五三(家族と)」
⇒「遂に迎えた七五三!この服も当然 兄貴のおさがり(涙)」
・運動会の時の写真に、「運動会(小学生の頃)」
⇒「中学までずっとリレーの選手!母の弁当がチカラの源でした!」

のような感じにすると、人柄やキャラクター、家族の雰囲気なども伝わりやすくなります。

このように、テロップの内容次第でプロフィールビデオ自体のストーリーが変わってきます。ふたりらしいテロップを考えてみてください。
「結婚式プロフィールビデオのコメント」についての詳細記事は、「結婚式プロフィールビデオのコメント例・書き方 まとめ」でじっくりご紹介しています。

 


DVDに書き込む

プロフィールビデオをDVDに書き込む

時間をかけてプロフィールムービーが作成できたら、最後はそのムービーをDVDに書き込む、上映できるメディアに複製するという作業が必要となります。パソコン、スマホ、Blu-rayなど映像を上映できうるツールが発達している昨今でも、ほとんどの式場・ホテルはいまだにDVDでの上映が一般的です。ですから、ほぼ間違いなく、最後はDVDに書き込まなければならない。そう思ってください。そして量販店やAmazonなどで購入し用意すべきDVDは、「DVD-R」です。量販店に行くとDVDの種類が多すぎて、機械に弱い人はどれを買えば良いのか分からなくなりますが、買うべきものは「DVD-R」。「4.7G」。「片面一層式」。これで十分こと足りますので安心してください。

 

この記事で紹介してきた編集ソフト「iMoive」「ムービーメーカー」「Adobeプレミアエレメンツ」の場合、以下の記事を参照して、自作したムービーをDVDに書き込むのが良いと思います。是非ご参照ください。

 

iMovieのDVDへの書き込み方
ムービーメーカーのDVDへの書き込み方
AdobeプレミアエレメンツのDVDへの書き込み方

 

 

必ずホテル・会場でDVDの試写をしましょう!

DVDへの書き込みが完了したら、最後は「必ずホテル・会場で試写を実施」することをおすすめします。自宅のDVDプレーヤーで再生できればまずは安心ですが、念には念を入れて披露宴当日に上映するのと同じ環境での試写をしましょう。ホテルや式場もそれを望んでいます。会場での試写用に「1-2週間前までにはDVDを渡してください」と言われることが大半です。

 

「DVDが問題なく再生できるか」
「音が聞こえるか」
「端の方の文字が切れていないか」
「会場のスクリーンでも文字がはっきり見えるか」
「BGMの音量バランスはおかしくないか」
…などなど、会場の担当者にチェックしてもらうべき点はあります。

 

外部環境によって見え方はかなり変わってくるものです。写真やコメントの色の感じも自宅のテレビと会場のプロジェクターでは違いますし、表示される映像の範囲も家庭のテレビと会場のプロジェクターでは異なるものです。せっかく時間と情熱をかけて作ったのに、残念な感じの上映になってしまわないように、事前によく確認されることをおすすめします。

 

とにかく、時間の限り、頑張ってみてください。


まとめ

ブログ記事のまとめ!

いかがだったでしょうか。
このページでは「結婚式プロフィールビデオを自作するコツ まとめ」として、プロフィールムービーを自作する際に役立つ情報をご紹介してきました。初めてプロフィールムービーを自作する人でも、モヤモヤした不安や課題が多少なりとも解決できると思います。
この記事を読んで共感して頂ける部分は少なからずあると思いますので、そこだけでも気にかけて頂ければ幸いです。そして人生最幸の日の準備を進めて頂ければと思います。
▶︎「結婚式ビデオ制作に役立つコラム集」一覧ページに戻る。

 

結婚式プロフィールビデオは29,800円~!
お申込み・お問合せ


[ポラインのサンプルムービー集]も要チェック!
オープニングビデオサンプル集 プロフィールビデオサンプル集
エンドロールビデオサンプル集 サプライズビデオサンプル集


[ポラインの結婚準備コラム集]も要チェック!
ビデオ制作に役立つコラム集 結婚式で使用できるBGM情報
プロフィールビデオ人気楽曲ランニング エンドロールビデオ人気楽曲ランニング


プロフィールムービー関連のお問合せ画像ご不明な点、不安な点はお気軽にお問合せ下さい!

ポライン・ウェディングは結婚式の準備で忙しいカップルの強い味方です!ポラインなら最短1週間で納品OK!結婚式という大切な人生の節目を、経験豊富なクリエイターが心を込めて素敵な映像作品に仕上げます!撮って出しエンドロールや結婚式プロフィールビデオをはじめとするウェディングムービーをご検討中の方は、東京都港区の制作会社ポラインに是非お任せ下さい!ウェディングビデオの制作に関して何かご不明なことがございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。